香山晢| 11.8 x 18.3 x 1.2 cm | 168ページ |
SNSや雑誌の書評でも話題のWEBコミックの書籍化。
著者のベルリン滞在記なのですが、ドイツの多様性への寛大さの対極にある個々の考えの強さ(政治性)などを感じながらもそれを受け止める幅広い人の感覚がしみじみ伝わってきて、とても心満たされる本です。話題になった「聖なるズー」のドイツ感とも近いので、偏見ない興味ある方は合わせて読んでもいいかも。
以下 出版社HPより
ここ…もしかしたら最高の街なんじゃない?
なんの気なしに来てみたら、心に余裕が持てていた。
「のんびり生きたくなる」「住みたい」とSNSで反響じわり。
ささやかだけれどやさしい日常。ほんのりふしぎなタッチで描く自由きままなドイツ移住記。
◎とてもうれしいオール2色印刷
◎書籍版限定書きおろしコラムも収録
香山哲(かやま・てつ)
漫画家。
『香山哲のファウスト1』が2013年に第17回文化庁メディア芸術祭マンガ部門審査員推薦作品に入選。
『心のクウェート』がアングレーム国際漫画祭オルタナティブ部門ノミネート。
ドイツ、首都ベルリン。ベルリンといえば、壁、ビール、ソーセージ。だけじゃなくって、様々な文化、様々な人々…、パリや東京とも並ぶ国際都市だ。そんな街で僕は…、僕は…、あんまり何もしていない!ベルリンという街に「なんとなく」で移住してしまった僕は、派手な観光も、胸躍る冒険もなく、ただ毎日を平凡に過ごしている。そんな僕を人はいつも「うわの空」だというのだけれど、僕なりに、些細だけれども大切なものを集めている。ベルリンでぼんやり生きる僕の生活の記録と、街から得られる空想と、平凡な毎日ゆえに楽しめる、ちょっと小さな冒険の書。