チョ・ナムジュ (著), 斎藤真理子 (翻訳) | 19.0cm x 13.1cm x 1.9 cm | 248ページ |
以下 出版社リリースから『82年生まれ、キム・ジヨン』の著者の新作。
中学校の映画サークルで出会ったソラン、ダユン、ヘイン、ウンジは「いつも一緒にいる4人」だった。中学3年に上がる直前、旅先の済州島で彼女たちは衝動的にある約束をするのだが──。
出版社からのコメント
『82年生まれ、キム・ジヨン』の著者、チョ・ナムジュの新作長編小説! !
空と海も区別できない、恐ろしく黒い夜。
その夜のように茫漠としていた心。
互いの本心だけなく
自分の本心もはっきりわからなかった。
(本文より)
まるで自分のことが描かれているかのようだと、女性たちからの高い共感と支持を集めてきた著者が新作小説『ミカンの味』で主人公に選んだのは、4人の女子中学生。
中学校の映画サークルで出会ったソラン、ダユン、ヘイン、ウンジは「いつも一緒にいる4人」として学内で知られている。中学3年生になる直前、済州島に行った彼女たちは衝動的に一つの約束を交わし、タイムカプセルに入れて埋める。未来が変わるかもしれないこの約束の裏には、さまざまな感情と計算による四者四様の理由が隠されていた。
本作は、この約束をめぐる4人の少女たちの話を交互に生い立ちや現在を語る形で展開。幼なじみとの関係が突然終わってしまった傷を抱えるソラン、教師からの期待が大きく学校一モテるのにいつも寂しいダユン、古くさい父親と突然の困窮にイラ立ちを募らせるへイン、理由がわからないまま仲間外れにされた経験を引きずるウンジ。
言葉にできない感情の狭間で揺れながらも何かを?もうともがく少女たちの物語は、いつかの自分の姿に重なり、うずく心を優しく包み込んでくれる。まったく新しい「私たちの物語」の始まりだ。
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複雑な事情を抱えた4人の少女が交わした約束。
それは刹那的でもあれば永遠の記憶に刻まれるものでもある。
明日どころか今この瞬間も自分すらも分からなかったあの頃。
ガラス細工のような空気の中に、暗闇に身を潜めるような孤独もあった。
思春期特有の言葉にならない溢れ出る感情をものの見事に再現!
子どもから大人になるグレーゾーンが色鮮やかに変化する。
喜びも悲しみも痛みも癒しもあるから人生なのだ。
眩しい成長を閉じ込めたこの物語は誰からも愛されるだろう。
(ブックジャーナリスト 内田剛さん)
著者プロフィール
チョ ナムジュ
1978年ソウル生まれ、梨花女子大学社会学科を卒業。卒業後は放送作家として社会派番組のトップ「PD手帳」や「生放送・今日の朝」などで時事・教養プログラムを10年間担当。2011年、長編小説「耳をすませば」で文学トンネ小説賞に入賞して文壇デビュー。16年に発表した『82年生まれ、キム・ジヨン』は韓国で130万部を超える大ベストセラーになり、世界25カ国で翻訳されている