やがて、鹿は人となる/やがて、人は鹿となる
津田直
津田直
2,300円(税込2,530円)
津田直 | 40ページ(変形) | 15.6 x 21 x 0.4cm |
津田直さん待望の新作作品集。『やがて、鹿は人となる/やがて、人は鹿となる』
宮城県石巻で開催されているReborn-Art Festival をきっかけに制作し始めた作品を1冊の作品集にまとめられました。
須山悠里さんデザイン。蛇腹になったパートが、より日本の原風景の写真と文章と相まって、宝物感が増します。いまの時代との乖離と浄化できるところもいつも津田さんの写真集の魅力です。
以下 販促物から
2018年に出版したリトアニアを舞台にした写真集[Elnias Forest(エリナスの森)]に続く、鹿を巡る物語「やがて、鹿は人となる/やがて、人は鹿となる」。
写真家・津田直はReborn-Art Festival 2019への参加をきっかけに通うことになった石巻の牡鹿半島を拠点に、さらに北の旅を通じて鹿踊りと出会い、宮澤賢治の言葉を辿った。鹿踊りは東北地方を中心に受け継がれ、豊作祈願、鎮魂、先祖供養の為に踊られる。一針一針手縫いされた衣装を纏い、鹿角を頭に付けて舞う鹿子たちの姿、そこに津田は自然と人間の狭間を行き来する鹿の存在を見つめる。やがて、その眼差しはすすきの原や海へと向けられていく。
東日本大震災から10年を経て、津田は天災によって失われた土地、人々の魂に捧げる静かなレクイエムとして、本冊子を上梓した。