Redonburiとgohan chawanの中間のサイズ。使い勝手のよい小さめのどんぶりです。どんぶりは手に持って使うことが多い器。どんぶりとしての使いやすいかたち、軽やかさを重視すると焼き上がりにどうしても歪みが生じます。今回は敢えてその個体差も 一点一点の特徴として、楽しんでいただければ幸いです。軽やかで盛り付けしやすく、ご飯もの、スープなど、日常使いにちょうど良い器です。

ーーーーーーーー

やきものの伝統的な釉薬で伊羅保(イラボ)釉というのがあります。
お茶の世界では高麗茶碗などに掛けられていて、茶人がこの釉薬の景色を好んだと言われています。
黄土色っぽいのが代表的な色で、釉状が均一ではなく、もわもわしていることが特徴です。
現在では作家の作品に掛けられているのを時々見かけることはありますが、量産でこの伊羅保釉を見かけることはありませんでした。
非常に安定しにくく量産には全く向いていない釉薬です。
分かってはいるものの、この伊羅保釉を新しいイメージで作ることができれば、和食にも洋食にも合い、食材を引き立てる色で、ナイフやフォークを使用するのに硬さもあり、また、海外の方にも日本の伝統的な釉薬として紹介出来れば・・・。
考えていく程にこの釉薬が量産で実現出来ないものかと思いました。

そして何度も何度ものテストを繰り返し、原型師さん、工場の方、釉薬屋さんのご協力があって、量産では有り得ない伊羅保釉のプロダクトシリーズが出来ました。
普段に使用するにも強度があり、レンジ、食洗機も使用可能です。

今回はこの釉薬がつくる空気感と、伝統的な伊羅保釉の新しい提案という意味で、シリーズ名を『ReIRABO(リイラボ)』としました。

【size】直径13 x h7.5 cm
● 釉薬の特性により、色ムラやまだら模様の個体差が大きくなっております。予めご理解のうえご注文ください。また、色ムラによる個別のご対応や商品の交換は、恐れ入りますがお受けできかねますので、ご了承ください。
● 一点ずつ歪みがあるため、正円ではございません。スタッキングする際はピッタリとは重なりませんので転倒などご注意ください。また歪みによる返品や交換もお受けできかねますので、ご了承ください。